TRUST

Original Title :WHO CAN YOU TRUST?:How Technology Brought Us Together and Why It Could Drive Us Apart

マネジメント企業戦略・戦略論経済・経済学
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著者紹介

概要

ウーバー、エアビーアンドビー…。これら最先端の企業は、テクノロジーを駆使し、人々の信頼を得ることに成功した。現代は、企業ブランドではなく、見知らぬ人の評価が信頼を生み出す時代なのだ。今日の経済や社会を動かす、この「信頼」という要素について、前著『シェア』で共有消費、共有型経済(シェアリングエコノミー)を紹介した著者が考察する。

要約

「信頼」の劇的な変化

 2008年、私は「共有消費」「シェアリングエコノミー」についてはじめての本を書いた。それが『シェア』である。

 テクノロジーの力によって、車や自宅やスキルといった遊休資産の価値が解き放たれる。そんな未来の姿に、私は魅せられた。

 しかし、私の頭から離れなかったのは、そこにあった「信頼」という要素だ。それまで少し気味が悪いとか、危険だと思われていた行動に私たちを参加させたのは、テクノロジーの中に組み入れられた信頼という要素だった。

 それでも当時は、見知らぬ人の家に泊まるためのマーケットプレイスなどというアイデアは、とんでもなく馬鹿げているように思えた。プロフィールだけを頼りに、知らない人の自家用車に乗る日が来るとは想像もできなかった。

 考えてもみてほしい。なぜ人々は、全くの他人を信用して車に乗り込むことができるのか。

 この10年間、信頼の姿がテクノロジーによって劇的に変わる様子を、私は調査してきた。

第3の信頼革命

 私たちは今、人類の歴史の中で3度目の、最も大きな「信頼の革命」の入り口に立っている。

 過去を振り返ると、信頼には際立った区切りがある。最初は「ローカルな信頼」。小さな地域社会の中で生き、皆が皆を知っていた時代のことだ。

 次が「制度への信頼」。様々な契約や法律などを通して信頼が媒介され、産業社会に必要な土台が作られた時代がそれに当たる。

 そして3番目が、まだはじまったばかりの「分散された信頼」の時代だ。

 今日の共有経済の爆発的な拡大は、まさにこの「分散された信頼」の生きた事例である。テクノロジーを通じて、人が人を信頼する。この「分散された信頼」こそ、私たちがレストランからウーバーの運転手まで、とりつかれたようにすべてを評価してレーティングをする理由なのだ。

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