二宮金次郎に学ぶ生き方

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著者紹介

概要

江戸末期に生まれた二宮金次郎は16歳で無一文の孤児となった後、猛烈に働いて農村再建の指導者となり、600余の村を甦らせたといわれる。「薪を背負って本を読む」。あの銅像のイメージが強い金次郎だが、実際、その素顔はどうだったのだろう。どんな考えの持ち主だったのか。彼の7代目の子孫が、祖母から聞いた、知られざる“人間金次郎”について語る。

要約

多くの人に愛され、育てられた金次郎

 薪を背負った二宮金次郎の銅像が、一昔前まで、日本全国の小学校の校庭にあった。ただの農民だった金次郎が、なぜそれほど有名になったのか?

 7代目の直系の孫が、その素顔を語る ―― 。

なぜ薪を背負い、本を読んでいるのか

 二宮金次郎は、「薪と本」の銅像により、「貧乏人の子供」というイメージがあるが、実は違う。二宮家は比較的裕福な農家だった。

 ところが、14歳で父親を、16歳で母親を亡くし、彼は16歳にして無一文の孤児になる。

 このことこそ、あの銅像の姿が生まれる大きな要因の1つだろう。背中に背負う薪 ―― つまり、働くことが不可欠となるのである。

 16歳の少年は、もう1つ、両親とともに大事なものを失う。それは、どのように生きていくべきかという人生の指針だ。金次郎はそれを何とか手に入れようと、本を読むようになる。

 彼が読んでいたのは父親の本だ。父亡き後、金次郎は父が大事に読んでいたその本の中に、両親が自分に教え示そうとした道を見いだそうとする。

 彼は、決して勉強が好きで本を読んでいたのではない。ただただ必死で、これからどう生きていくべきなのかを求めていたのである。

 金次郎が必死の形相で本を読む姿に、村人はやや奇妙なものを感じていたという。村人は、彼のことを「問題児」「変わり者」だと認識していた。

 だが、どう思われようと、彼はこの姿を貫く。わが家ではよく、彼がとてつもない頑固者だったことが話されるが、この姿はその典型といえる。

万兵衛伯父さんのこと

 金次郎は、16歳から自立する20歳まで親戚等で養われる。特に16歳から世話になった万兵衛伯父さんについては、様々な逸話も残されている。

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