2012年4月号掲載

新装版 孫子の兵法

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著者紹介

概要

現存する兵法書の中では、世界最古とされる『孫子』。戦争に勝つ、あるいは負けないための戦略戦術を追求した書だが、人間心理を捉えたその内容は、組織運営や人間関係においても応用可能だ。この『孫子』全13篇を、ビジネス社会に生きる人々に向け、わかりやすい訳で紹介する。1979年の初版発行以来、増刷を重ねるロングセラー、『孫子の兵法』の新装版。

要約

『孫子』の言葉

 兵法書として、広く知られている『孫子』。

 この書に記された戦略戦術論は、人間に対する深い洞察によって裏打ちされている ―― 。

兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり

 戦争は国家の重大事であって、国民の生死、国家の存亡がかかっている。それ故、細心な検討を加えてかからなければならない。

 それには、まず「道」「天」「地」「将」「法」の5つの基本問題をもって戦力を検討する。

 「道」とは、国民と君主を一心同体にさせるものである。これがありさえすれば、国民は、いかなる危険も恐れず、君主と生死をともにする。

 「天」とは、昼夜、晴雨、寒暑、季節などの時間的条件を指している。

 「地」とは、地勢の険阻、地域の広さ、地形の有利不利などの地理的条件を指す。

 「将」とは、知謀、信義、勇気、威厳など将軍の器量にかかわる問題である。

 この5つの基本原則は、将軍たるもの誰でも一応は心得ている。しかし、これを真に理解している者だけが勝利を収めるのだ。中途半端な理解では、勝利はおぼつかない。

 さらに、次の7つの基本条件に照らし合わせて、彼我の優劣を比較検討する。