2009年4月号掲載

スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則

Original Title :It's Not About the Coffee

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著者紹介

概要

著者のハワード・ビーハーは、まだ中小企業だった頃のスターバックスに入社し、その後の同社の海外展開を指揮した人物である。そんな彼が、自ら実践してきたリーダーシップの10の原則をまとめたのが本書だ。「自分に正直になる」「自主的に考える」「信頼を築く」「真実に耳を澄ます」などの基本原則が、様々なエピソードを交えてわかりやすく語られる。

要約

リーダーシップの10カ条

 スターバックスのビジネスは、“人に対するサービス業”である。

 従って、豆の栽培から焙煎、抽出に至るまで、コーヒーに関わる全てが一流でなければならない。

 そして、ともに働くパートナー(社員)や、我々が関わる全ての人に、夢と感動を与えるようなビジョンを持たなければならない。

 人がいなければ、我々には何も残らない。人を育てれば、その人がビジネスを育ててくれる。これが何より大切だ。

 これから述べるパーソナル・リーダーシップの原則は、スターバックスという実験室で試され、実証されてきた。意思決定、困難に耐える時、未来への可能性を切り拓く時など、これはスターバックスでの働き方に深く染みついている。

 この10カ条からなる原則は、ビジネス、そして人生の荒海で自分を見失わないための羅針盤として、多くの人に役立つだろう。

①自分に正直になる

 自分を知り、自分に正直であることが、成功への第一歩である。自分が誰なのか、どこへ行きたいのかを知り、それに正直に生きることだ。

 そのためには、「かぶる帽子を1つにする」ことが欠かせない。

 誰もが色々な帽子をため込んでいる。そして、忙しく飛び回り、たくさんの違う役割を果たしている。その結果、いらいらし、効率が下がる。

 だが帽子を1つにすれば、自分以外のものにならずにすむ。自分と仕事を大事にするようになる。

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