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著者紹介

概要

名著『凡事徹底』(致知出版社刊)の著者・鍵山秀三郎氏の講演録。“流されない生き方”とは何か、自分を鍛えるにはどうすればいいのか…。本書の“オビ”に、「十年偉大なり。二十年おそるべし。三十年にして歴史なる」とある通り、誰にでもできる簡単なことを、誰にもできないほど続けていく中で生まれてくる人生哲学、経営哲学が語られている。

要約

流されない生き方

 今の時代、経済が大変だという。しかし本当は、日本はそんなに経済的に追いつめられているわけではない。十数年前に比べれば確かに大変だが、心が追いつめられているだけで、現状はそんなに大変ではなく、悪いことばかりでもない。

 もともと仕事も人生も、自分に都合のいいことばかりであるわけがなく、むしろ都合の悪いことの方が多い。かといって、不都合でマイナス要因ばかりが続けば人間は不幸かといえば、そうではない。

 不都合なことを都合のいいように変えよう、マイナス要因をプラスに変えようとした時、人間は努力、工夫をする。そうやって思い通りにならないことを1つでも2つでも思い通りに変えていこうとした時、人間は成長するし、そういう努力を続けた企業のみが生き延びることができる。

 そういう意味で、今は誰もが工夫し、努力して、物事を良くするようにしていくことができる時代だといえる。またそのことを通じて、人間的な成長もできる。不都合なこと、嫌なことは自分を鍛える最大の味方なのである。

 人生には、次から次へといろいろなことが起きて心が動揺することがある。鍵山氏には、そんな時、頭に思い描く2つの言葉があるという。

 1つは、「水急にして月流さず」。

 激しい急流に月の影が映っている。川の流れがどんなに急でも、月は流れることなく、そこに映っている ── つまり、自分を取り巻く環境が激変しても、自分の信念さえしっかりしていれば、周囲の環境に流されることはないという意味だ。

 もう1つは、「山高くして月上ること遅し」。

 高い山の下にいると、月が出てくるのも遅い。山が高いために、なかなか見えないからである。志も同じく、それが高いと、自分の願いはなかなかかなえられない。

 だから我々は、つい山を低くしたくなる。しかしそれでは駄目で、自ら高い山、つまり大きな志に挑むということが大切なのである。

 

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