TOPPOINT 大賞

2025年下半期
TOPPOINT大賞
発表いたします。

TOPPOINT 大賞
新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT(トップポイント)』は、2025年7月号~12月号で紹介しました60冊の中から、ビジネスリーダーの方々を中心とする1万名以上の定期購読者を対象とした定例の読者アンケートを行い、2025年下半期「TOPPOINT大賞」(第43回)を決定いたしました。 「TOPPOINT大賞」以下、ベスト10冊を発表いたします。
アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち

2025年9月号掲載アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち

今、アメリカで「新右翼」が頭をもたげつつある。従来の右派以上に、ナショナリズム、キリスト教的価値を重んじ、テクノロジーを積極的に受け入れる人たちだ。リベラルな価値観を批判する彼らは、社会をどう変えようとしているのか。アメリカ政治思想史の専門家が、トランプ政権の下、様変わりする右派の現状を読み解く。
著者井上弘貴
出版社新潮社(新潮選書)
発行日2025年6月
定価1,705円

読者のコメント

  • テクノロジーの世界で頭角を現した人物は狂気の人と紙一重という怖さがある。特にアメリカでのし上がったテクノロジストの思想は極端で、加速主義がその典型で、社会変革を起こすために社会システムの解体を容認する。そんな彼らがアメリカの政治を動かすというのは恐怖でしかない。だから、SF作家が描く未来はほぼすべて破壊的な世界である。(60代・男性)
  • 欧米における移民問題がなぜここまで深刻化しているのかがよくわかった。この点、日本ではまだそこまで深刻化していないと少し安心したが、今後の移民情勢によっては日本も同じような状況に陥るのではないか。(40代・男性)
  • トランプ自身にこれという思想があるように見えない。だからこそ本書に出てくるような思想家たちの思想を語ることで思想があるように見せているのではないか。(男性)
  • 「大いなる置き換え」という言葉は初めて知ったが納得できる。日本も同じだと思う。日本の文化はどんどん破壊されていると感じている。(50代・男性)
  • 終末論的な「加速主義」が、科学技術と結びつき、人類が進化していると錯覚しているのが、良く判った。(60代・男性)
  • 副大統領のヴァンスがトランプ大統領の後を継ぐという声が報道にもあるが、そうなればトランプよりやっかいな存在になるのではないか。(男性)
  • 今のアメリカの状況に興味と心配がありましたが、この本でよくわかりました。(50代・男性)
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受賞に寄せて

  • このたびはTOPPOINT大賞に拙著を選んでいただき、とても光栄に存じます。
    拙著はアメリカ政治のなかでも実務から離れた思想潮流という題材を扱っているにもかかわらず、ビジネスパーソンの皆様に関心をもっていただけるとは、望外の喜びでした。
    あらためて考えれば、アメリカの関税政策をはじめ規制の強化・撤廃をもっとも切実に受けとめていらっしゃるのが、ビジネスの最前線にいる方がたであり、そのような変化を予測し対応するためにも、皆様がその根底にある思想に注目されていることを、わたし自身、遅ればせながら学ばせていただきました。
    今後とも皆様に、思想という観点からのアメリカの変化や最新の動きをお伝えできるよう、努力してまいります。

著者紹介

著者紹介
  • 井上弘貴(いのうえ ひろたか)

    1973年、東京都生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。博士(政治学)。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。専門は政治理論、公共政策論、アメリカ政治思想史。著書に『ジョン・デューイとアメリカの責任』(木鐸社)など。

1メッセージ ――究極にシンプルな伝え方

2 2025年11月号掲載1メッセージ ――究極にシンプルな伝え方

「いろいろ言っているが、何も言っていない」。著者は若き日、上司にこう言われ、苦しんだ。そして、苦労の末に体得したのが「1メッセージ」で伝えること。伝える内容を1つに絞り込めば、相手によく伝わるのだ。本書では、「人を動かす1メッセージ」づくりのカギとなる「焦点化」「先鋭化」「結晶化」の3つの技術を詳述する。
著者杉野幹人
出版社ダイヤモンド社
発行日2025年8月
定価1,760円

読者のコメント

  • ●親会社の経営ボード向け、新規事業プレゼンを2週間後に控えたときに紹介され、非常に時宜を得たから。トップバッターかつ8分間という条件の下、事業の目的と理由・行動計画の3つに焦点を絞り、1メッセージ+αを伝えることで、インパクトを与えられた。(後略)(40代・男性)
  • ●焦点化、先鋭化、結晶化、と3点に集約している点がまさにメッセージとして実践している。論文など文章においても同様に役立ちそうなメソッドと感じた。(40代・男性)

著者紹介

杉野幹人(すぎの みきと)

武蔵野大学大学院言語文化研究科 教授。株式会社ユーザーベースNewsPicks専門役員 CEO特別補佐。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。著書に『超・箇条書き――「10倍速く、魅力的に」伝える技術』(ダイヤモンド社)がある。
新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉

3 2025年9月号掲載新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉

「一億総中流」は、過去の話。日本はもはや、引き返せないまでに格差が広がった“新しい階級社会”だ! 日本の階級構造研究の第一人者が、今日の社会の実態を最新データに基づいて示した。非正規雇用で低賃金、結婚もできず社会的にも孤立…。そんな「アンダークラス」階級の存在など、危機的な現状を明らかにする。
著者橋本健二
出版社講談社(講談社現代新書)
発行日2025年6月
定価1,320円

読者のコメント

  • ●非正規雇用の増加に伴って生じた「アンダークラス」。就職氷河期世代の私もその1人なのだが、確かに配偶者の収入なしには生活が成り立たないし、将来に不安がないわけではない。このような思いは若者にさせたくない。社会全体で考えていかなくてはならない課題かと思うし、多くの人が読むべき図書だと感じている。(50代・女性)
  • ●データを元に社会の問題がよくわかった。(50代・男性)

著者紹介

橋本健二(はしもと けんじ)

1959年、石川県生まれ。東京大学教育学部卒業、同大学大学院博士課程修了。早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)。専門は理論社会学。著書に『新・日本の階級社会』『階級社会』(講談社)、『「格差」の戦後史』『はじまりの戦後日本』(河出書房新社)などがある。
一生健康に働くための心とカラダの守り方

4 2025年8月号掲載一生健康に働くための心とカラダの守り方

年齢を重ねても、健康で働き続ける。そのための秘訣を、元戦略コンサルタントの産業医が説いた。肌の状態を気にかける、ストレスを感じたら笑顔になれる動画や写真を見る、心身が不調でも挨拶は欠かさない、等々。紹介される内容はいずれも医学的根拠に基づくものばかり。生活に取り入れたくなる、実践的なヒントが満載の1冊。
著者吉田英司
出版社かんき出版
発行日2025年5月
定価1,980円

読者のコメント

  • ●何をするにも健康第一 健康でなければ何もできない(男性)
  • ●同僚含め心身の不調は絶えない。ときおり手に取り対処したい。(40代・男性)
  • ●独身で健康管理も大してしてこなかった自分にとって、体も心も両方ケアする必要があることを教えてくれた。(40代・男性)
  • ●数年前、休職しようと本気で思ってたことがあり、ここで書かれていることは今後のための参考となります。(男性)
  • ●購入しました。部下に読ませてます(60代・男性)

著者紹介

吉田英司(よしだ えいじ)

日本医師会認定産業医・心療内科医。株式会社ベスリ代表取締役。産業医や心療内科医として働くかたわら、日本のビジネスパーソンの可能性を最大化するために株式会社ベスリを設立し、企業の産業保健活動支援やリワークでの復職支援を行っている。
世界最高の質問術 一流のビジネスリーダー45人が実践する人を動かす「問いかけ」の極意

5 2025年7月号掲載世界最高の質問術 一流のビジネスリーダー45人が実践する人を動かす「問いかけ」の極意

“質問”には、人や組織を大きく成長させる効果がある! リーダー育成に携わる著者らが、長年にわたる研究と実践から導き出した、質問の技法を伝授。部下の能力を引き出す、会議を活性化させる、チーム内の対立に対処する…。リーダーが身につけるべき質問術を様々な場面に即して説いた、実践的な1冊となっている。
著者マイケル・J・マーコード、ボブ・ティード
訳者黒輪篤嗣
出版社新潮社
発行日2025年4月
定価2,640円

読者のコメント

  • ●この本を読んで、部下を育成し自社を活性化させるには、部下への「指示」ではなく「質問」だと思い知らされた。経営者であれば、だれもがこの「質問術」を最初に身につけるべき重要なスキルの1つだと思う。経営コンサルタントである私は、経営者にはいつもこの本を手元におき「質問」という技法を実践していってほしいと勧めたいです。(60代・男性)
  • ●自分が持つ答えに従わせようと閉じられた質問を投げかけ続けて、上手くいかないと怒っていた自分に気付かされ、自らを変える起点となる1冊となりました。(60代・男性)

著者紹介

Michael J. Marquardt

ジョージ・ワシントン大学名誉教授。

Bob Tiede

190カ国以上のリーダーがフォローするブログ、LeadingWithQuestions.comのCEO。
ノスタルジアは世界を滅ぼすのか ある危険な感情の歴史

6 2025年11月号掲載ノスタルジアは世界を滅ぼすのか ある危険な感情の歴史

ヴィンテージファッションからドナルド・トランプの「アメリカを再び偉大な国に」まで。私たちの生活には“ノスタルジア”を刺激するものが溢れている。過去を懐かしみ、昔は良かったと思う。政治やビジネス、消費をも左右するこの感情は、いかに生まれ、利用されてきたのか。歴史を辿り、その知られざる力を解き明かす。
著者アグネス・アーノルド=フォースター
訳者月谷真紀
出版社東洋経済新報社
発行日2025年9月
定価2,420円

読者のコメント

  • ●アメリカもそうだし、ヨーロッパでも「昔はよかった」と思う人が多い。日本もそう。先進国のノスタルジアはこれからさらに強くなるのだろう。(60代・男性)
  • ●ノスタルジアという言葉の元々の意味に発見があった。(60代・男性)

著者紹介

Dr Agnes Arnold-Forster

歴史学者。ロンドン大学キングス・カレッジで博士号を取得。エディンバラ大学、マギル大学、UCL、ロンドン大学クイーン・メアリー校感情史研究センターなどで勤務。がんと手術に関する2冊の学術書の著者であり、学術誌、医学誌、主要誌に幅広く執筆している。ロンドン在住。
Rich Life まだ知らない景色が人生を豊かにする

7 2025年10月号掲載Rich Life まだ知らない景色が人生を豊かにする

「幸福」と「人生の意味」。このどちらかを追求することが、良い人生を送るカギだといわれる。だが、第3の道がある。「心理的な豊かさ」だ。これは、新たな挑戦を楽しみ、変化や偶然、ネガティブな感情さえも受け入れることで得ることができる。この生き方について、心理学者が長年の研究とデータをもとに解説する。
著者大石繁宏
出版社日経BP
発行日2025年7月
定価2,200円

読者のコメント

  • ●幸福な人生、意味のある人生という視点も持っていなかったが、心理的に豊かな人生という道が新鮮だった。言ってみれば、絶対的な価値を見出すのではなく、他律規範にゆだねる訳でもなく、主体的に人生を選び取る重要性を説いていることかと思った。難しい面はあるが、楽しいは楽では無いと肝に銘じ実践していきたい。(40代・男性)

著者紹介

大石繁宏(おおいし しげひろ)

シカゴ大学マーシャル・フィールド心理学教授。1993年国際基督教大学教養学部卒業後、渡米。1995年コロンビア大学よりカウンセリング心理学修士号、2000年イリノイ大学より性格・社会心理学博士号取得。幸福、意味、文化研究に関する第一人者の1人として、数々の賞を受賞。2023年には、American Academy of Arts and Sciencesにも選ばれた。著書に『幸せを科学する』(新曜社)などがある。
アルゴリズム・AIを疑う 誰がブラックボックスをつくるのか

8 2025年8月号掲載アルゴリズム・AIを疑う 誰がブラックボックスをつくるのか

SNSや検索エンジンなど、あらゆるメディアで情報の選別に関わっている「アルゴリズム」。それなしで現代社会は成り立たないといえる。一方で、その仕組みはブラックボックス化し、利用者には見えづらい。そんなアルゴリズムの内部構造を、メディア論の専門家が分析。併せて、今日必要なメディア・リテラシーのあり方も示す。
著者宇田川敦史
出版社集英社(集英社新書)
発行日2025年5月
定価1,100円

読者のコメント

  • ●アマゾンで本を買っていたら、同じような本ばかりすすめられるようになって食傷気味になった。なるべく書店に足を運ぶようにしている。(50代・男性)
  • ●デジタルのリスクがまとめられていたから。情報的健康は大事。(60代・男性)

著者紹介

宇田川敦史(うだがわ あつし)

1977年東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了・博士(学際情報学)。武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授。専門はメディア論、メディア・リテラシー。著書に『Google SEOのメディア論:検索エンジン・アルゴリズムの変容を追う』などがある。
新規事業撤退力を高める

9 2025年11月号掲載新規事業撤退力を高める

今までやってきたことが無駄になる、現場に申し訳ない、批判されたくない…。経営者が新規事業を断念するのは難しい。だが、適切に退き、学びを得れば、それは次の取り組みの糧となる。この“幕引きを図る”力のつけ方を説いた書。多くの企業の新規事業構築を支援してきた著者が、将来につながる「良い撤退」を語る。
著者内田有希昌
出版社東洋経済新報社
発行日2025年9月
定価2,200円

読者のコメント

  • ●新規事業に限らず、社内プロジェクトにもあてはまることだと気付いたから。結局、やること自体が目的になっているから、やめられない。やっている(やらされている?)本人が一番苦しいので、経営ボードや上司が撤退基準なり、挑戦がプラスに評価される「営業思考」に基づくなり、引導を渡してあげるべき。それが、組織としての勇気(やさしさ)ではないか。(40代・男性)

著者紹介

内田有希昌(うちだ ゆきまさ)

ボストン コンサルティング グループ 日本共同代表。カーネギーメロン大学経営学修士(MBA)。東京大学文学部卒業。著書に『新規事業着工力を高める』(東洋経済新報社)。
賢者の投資思考 チャールズ・エリス 60年の思索の軌跡

10 2025年10月号掲載賢者の投資思考 チャールズ・エリス 60年の思索の軌跡

半世紀以上、運用の最前線に立ち続けたチャールズ・エリス。本書は、歴史的論文「敗者のゲーム」をはじめ、市場の変遷とともに歩んできた氏の知見と洞察をまとめたものだ。インデックスの優位性や、老後資金のつくり方等々、投資の基本原則が明快な言葉で語られる。時代が変わっても色あせない、戦略と哲学が詰まった1冊。
著者チャールズ・エリス
訳者鹿毛雄二、鹿毛房子
出版社日経BP・日本経済新聞出版
発行日2025年6月
定価2,640円

読者のコメント

  • ●投資について、自分に合った現実的な投資計画を立てることが、大切だということがわかりました。(60代・男性)
  • ●これから投資を始めようと思っていた時にTOPPOINTで紹介されていた。長期的な目線で投資について書かれていて参考になった。(40代・男性)

著者紹介

Charles D. Ellis

1937年生まれ。イェール大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで最優秀MBA、ニューヨーク大学でPh.D.取得。米国公認証券アナリスト協会会長、バンガード取締役などを歴任。著書に世界的ベストセラーとなった『敗者のゲーム』、共著に『投資の大原則』などがある。

2025年下半期「TOPPOINT大賞」は、多くの読者の方々にご投票いただいた結果、上掲のようなラインナップとなりました。「TOPPOINT大賞」の発表は、今後も半期毎に行ってまいります。読者の皆様には、ぜひ、積極的にご投票いただき、「一読の価値ある」ベストビジネス書の選考にご協力いただければ幸いです。

【選考方法】
月刊誌『TOPPOINT』の定期購読者を対象にアンケートを実施。本誌2025年7月号~12月号で紹介した書籍60冊の中から、「この本は良かった」「役立った!」と思われる3冊に投票していただいた。1位3点、2位2点、3位1点として集計し、総得点1位の書籍を「TOPPOINT大賞」として選定。併せて、得点順に上位10冊を選出した。

2025年下半期
『TOPPOINT大賞』
書店フェアのお知らせ

2026/1/26

本賞の決定に伴い、丸善ジュンク堂書店・文教堂・有隣堂及び未来屋書店の主要大型店約50店舗にて「TOPPOINT大賞受賞書籍フェア」を開催いたします。フェアでは、ベスト10冊に選ばれた各書籍を、その書籍の読みどころや読者のコメントを記したPOPと並べて展開。また、大賞を受賞した著者のコメントや本賞の概要を紹介した小冊子(無料)も配布します。開催期間は、2月1日(日)より1ヶ月間の予定です。
開催店舗は下記のとおりです。ぜひお立ち寄りください。

前回のフェアの様子(2025年上半期)

  • ジュンク堂書店 池袋本店
    ジュンク堂書店 池袋本店
  • 丸善 名古屋本店
    丸善 名古屋本店
  • ジュンク堂書店 名古屋栄店
    ジュンク堂書店 名古屋栄店
  • MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
    MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
  • ジュンク堂書店 難波店
    ジュンク堂書店 難波店
  • ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店
    ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店
  • ジュンク堂書店 三宮駅前店
    ジュンク堂書店 三宮駅前店
  • 文教堂 赤羽店
    文教堂 赤羽店