TOPPOINT 大賞

2020年上半期TOPPOINT大賞を発表いたします。

新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT(トップポイント)』は、2020年1月号~6月号で紹介しました60冊の中から、ビジネスリーダーの方々を中心とする1万名以上の定期購読者を対象とした定例の読者アンケートを行い、2020年上半期「TOPPOINT大賞」(第32回)を決定いたしました。 「TOPPOINT大賞」以下、ベスト10冊を発表いたします。
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4月号紹介

直観を磨く

世の中では「考える」というと、論理思考をイメージする人が多い。だが、深く考えるには、論理だけでなく「直観」の力も必要だ。この直観力を磨き、思索を深める極意を、思考のプロフェッショナルである著者が伝授。「専門知識を横断して考える」「体験を通じて得た知性で考える」等々の技法が、豊富な経験に基づき語られる。
著者田坂広志
出版社講談社(講談社現代新書)
発行日2020年2月
定価900円+税

読者のコメント

  • 直観は磨けるものなんだというところから興味を持った。豊富な経験が助けになることがあるということは、感じたモノに自ら素直になることだと感じて、とても分かり易い文献だった。(30代・女性)
  • ・直観と論理が融合したとき、最高の思考力が生まれる。・深く考えるには、論理だけでなく、直観の力が必要である。・難しい問題の前に、心の奥深くからもう1人の自分が現れ、答えをささやきかけてくる。新たな考えが閃く直観に出合う。(80代・男性)
  • 以前よりデータ、経験以外にも何かあると思っていたが、よくわかった。(60代・男性)
  • 物事を深く考える技術が整理されており、大変参考になった。(40代・男性)
  • 論理の前に(自覚してないが)直観があり、この影響が大きい。(70代・男性)
  • 「深く考えるための7つの思考法」が参考になった。(60代・男性)
  • 思索を深める極意を!(70代・男性)
  • とてもためになりました。(50代・女性)
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受賞に寄せて

  • 拙著『直観を磨く』(講談社現代新書)が、TOPPOINT大賞に選ばれたこと、大変、光栄に存じます。
    前著『運気を磨く』(光文社新書)では、誰もが「強運」を持っていることを述べましたが、幸い、多くの読者の共感を得て13万部を超えて読まれています。続くこの『直観を磨く』では、誰の中にも「天才」がいることを述べ、我々の中に眠る「賢明なもう一人の自分」を呼び覚まし、様々な才能を開花させる実践的技法を述べました。
    本書もまた、多くの読者の共感を得て、大賞受賞となったこと、心より感謝するとともに、これらの著書が、読者の中から「素晴らしい何か」が開花する一助となることを願ってやみません。
    多摩大学大学院 名誉教授 田坂広志

著者紹介

著者紹介
  • 田坂広志(たさか ひろし)

    東京大学卒業。同大学院修了。工学博士(原子力工学)。米国シンクタンク、バテル記念研究所客員研究員、日本総合研究所取締役を経て、現在、多摩大学大学院名誉教授、田坂塾塾長、シンクタンク・ソフィアバンク代表。世界経済フォーラム(ダボス会議)有識者評議会元メンバー。元内閣官房参与。

1月号紹介

2 アート思考

ビジネスの世界では、これまで論理的思考が重視されてきた。だが、先行きが不透明な今日、旧来の思考法は通用しない。求められるのは、既存の枠組みにとらわれないアーティストのような考え方。新しいことに挑戦し、クリエイティブな発想を展開する。それを可能にする「アート思考」を、東京藝大の美術館長が紹介する。
著者秋元雄史
出版社プレジデント社
発行日2019年10月
定価1,700円+税

読者のコメント

  • ●問題解決よりも問いを立てる力が重要とされるVUCAの現代において、アート(芸術)の思考法に可能性を見出した点で本書は画期的だ。また、アートの価値がいかにして決まるのかの話は、資本主義社会において「価値」がどのように生まれ、高まっていくのかのプロセスを抽象化して分析しているようで、大変興味深い。(30代・男性)
  • ●「感じる」とともに「考える」という姿勢が現代アートの鑑賞の基本。私たちは、「わからないもの」に接することで思考のトレーニングになるという部分に共感。(60代・男性)

著者紹介

秋元雄史(あきもと ゆうじ)

1955年東京生まれ。東京藝術大学大学美術館長・教授。練馬区立美術館館長。著書に『武器になる知的教養 西洋美術鑑賞』『一目置かれる知的教養 日本美術鑑賞』(大和書房)、『直島誕生』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『おどろきの金沢』(講談社)等がある。
5月号紹介

3 地球に住めなくなる日

気候変動による影響は、すでに危険域に入っている! 2018年夏、世界を殺人的な熱波が襲い、インドでは100年ぶりの大洪水が起きた。にもかかわらず、地球温暖化の問題については、どこか他人事。そんな現状に、一石を投じる書だ。大規模な気候難民、感染症のグローバル化等々、最悪の未来を具体的に示し、警鐘を鳴らす。
著者デイビッド・ウォレス・ウェルズ
訳者藤井留美
出版社NHK出版
発行日2020年3月
定価1,900円+税

読者のコメント

  • ●多くの現代人に目を通して欲しいと願う一冊。分かっていたようで目をそらしていた現実を突きつけられ読み終えた後しばらく何も考えられなくなった。(30代・男性)
  • ●近年の災害を異常気象だと思ってはいけない。これが新しい正常なのだ。衝撃的な内容だったが、今後の判断において、忘れてはいけないことを学べた。(30代・男性)
  • ●日々、「改善・快適」を求めて経済活動を行う私たちだが、様々な気候崩壊が現れている現在、果たして「歴史は正しい方向に進んでいるのか」(中略)と改めて考えさせられた。(30代)

著者紹介

David Wallace-Wells

アメリカのシンクタンク〈新米国研究機構〉ナショナル・フェロー。ニューヨーク・マガジン副編集長。2017年7月、気候変動の最悪の予測を明らかにした特集記事をニューヨーク・マガジンに発表、同誌史上最高の閲覧数を獲得した。
1月号紹介

4 危機と人類〔上〕〔下〕

著者は、『銃・病原菌・鉄』で知られるジャレド・ダイアモンド氏。本書では、国家的危機への対処法を、個人的危機の解決法というレンズを通して考察。近現代の国家の危機を事例に、劇的変化を乗り越えるための道筋を示す。国も人も、全く違うものへは変われない。危機に際しては、何を変え、残すか、「選択」が大事だという。
著者ジャレド・ダイアモンド
訳者小川敏子、川上純子
出版社日本経済新聞出版社
発行日2019年10月
定価1,800円+税

読者のコメント

  • ●様々な危機と各国の対応が興味深かった。オーストラリアの場合のように、日本からはあまり見えない変化(ヨーロッパ依存→アジア依存)を明快に記述しており、ケースとして大変役立つと思う。日本に対する記述も、やはり日本からは見えない部分があると思う。こちらはあまり明確に記述できないが…(30代・男性)
  • ●危機の「選択方法」を国民全員で考えるべきでは。「遅きに失するなかれ」。(80代・男性)

著者紹介

Jared Diamond

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)地理学教授。1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修める。UCLA医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、ピュリツァー賞など受賞多数。
1月号紹介

5 日本はすでに侵略されている

1995年、中国の李鵬首相は言った。「日本という国は、40年後にはなくなってしまうかもしれない」。そして今、全国の離島、自然が残る観光地などを、中国人らが買いあさっている。対する日本は、何の対策もなし。わが国は、将来、彼らのリゾート地と化すのか? 外資による「静かなる侵略」の最新動向をレポートし、警鐘を鳴らす。
著者平野秀樹
出版社新潮社(新潮新書)
発行日2019年11月
定価740円+税

読者のコメント

  • ●多くの日本人に知ってもらいたい現実が書かれている。内容を読んで中国の脅威を改めて痛感した。(30代・男性)
  • ●中国の長期的な領土拡大戦略のしたたかさと日本の無防備が良くわかる一冊。(60代・男性)
  • ●外資による日本侵略(買収)を指摘する第2弾の著作です。政治家にぜひ読んで頂きたいです。(50代・男性)

著者紹介

平野秀樹(ひらの ひでき)

1954年兵庫県生まれ。九州大学卒。農学博士。農林水産省中部森林管理局長、東京財団上席研究員などを経て、現在、国土資源総研所長、姫路大学特任教授。主な著書に『森林理想郷を求めて』『日本、買います』、共著に『奪われる日本の森』『領土消失』など。
5月号紹介

6 経営改革大全

株主至上主義、「コト」消費…。流行の経営モデルには、現状にそぐわないものも多い。これらに振り回されていては、企業は弱体化するばかりだ。本書は、世の中に出回っている通説の誤りを指摘し、踏まえるべき真説を提示。グローバル・スタンダードに惑わされない、日本企業ならではの良さを生かした改革のあり方を示す。
著者名和高司
出版社日本経済新聞出版社
発行日2020年2月
定価2,500円+税

読者のコメント

  • ●After Covidの世界に必要な方向性が良くわかります。これらを実践で使える様にがんばっていきたい。(50代・男性)
  • ●常識的に「経営論」知識を最新の流れに置きかえるヒントになりました。(70代・男性)

著者紹介

名和高司(なわ たかし)

一橋大学ビジネススクール国際企業戦略専攻客員教授。東京大学法学部卒、ハーバードビジネススクール修士。2014年より、30社近くの日本企業の次世代リーダーを交えたCSVフォーラムを主宰。主な著書に『CSV経営戦略』(東洋経済新報社)などがある。
5月号紹介

7 50代から心を整える技術

心の手入れをすることが、幸せな老後を過ごす秘訣 ―― 。元自衛隊のメンタルヘルス教官が、定年後の環境に対応し、新しい生き方を手にするための“心の整え方”を教える。カギとなるのは、仕事中心の人生で固まった価値観をほぐす作業。現役である50代から始めれば、柔軟な心で、変わりゆく自分と向き合えると説く。
著者下園壮太
出版社朝日新聞出版(朝日新書)
発行日2020年3月
定価790円+税

読者のコメント

  • ●56才なんですが、この本を読んでとても落ちつくことができました。これから価値感をほぐして疲労ケアと感情ケアを行っていきたいと思います。50才以上の人に朗報だと思います。(50代・男性)
  • ●(前略)心と体のメンテナンスの要所、方法がとくに参考になった。(50代・男性)

著者紹介

下園壮太(しもぞの そうた)

心理カウンセラー。メンタルレスキュー協会理事長。1959年、鹿児島県生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上自衛隊初の心理教官として多くのカウンセリングを経験。2015年8月定年退官。現在はメンタルレスキュー協会でクライシスカウンセリングを広めつつ講演などを実施。『心の疲れをとる技術』『人間関係の疲れをとる技術』『自信がある人に変わるたった1つの方法』(朝日新聞出版)など著書多数。
4月号紹介

8 『論語』がわかれば日本がわかる

上下関係はあるのが当たり前、ホンネとタテマエの使い分けは必要…。こうした「日本人らしい」とされる価値観は、どこから来たのだろう。本書いわく、江戸時代以降、『論語』や儒教を基に形成された。日本人の心に刷り込まれ、今もなお、私たちを無意識に縛るもの。その正体を、孔子らの教えを手掛かりに解き明かす。
著者守屋 淳
出版社筑摩書房(ちくま新書)
発行日2020年2月
定価880円+税

読者のコメント

  • ●年功序列やホンネとタテマエなどの価値観の根っこに論語があるとは目からウロコが落ちる思いでした。(40代)
  • ●「論語」の解説本はたくさんありますが、江戸時代から日本人に刷り込まれていたという解説はとても納得できました。(50代・男性)

著者紹介

守屋 淳(もりや あつし)

1965年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。作家として『孫子』などの中国古典や、近代の実業家についての著作を刊行する。主な著書に『最高の戦略教科書 孫子』(日本経済新聞出版社)など。
3月号紹介

9 文系AI人材になる

これまでAIの世界は、理系の人材がリードしていた。だが、AI技術が普及した今日、AIを“どう作るか”から、“どう使いこなすか”へと比重が移りつつある。今後、出番となるのは、ビジネスの現場を知り、AI活用に長けた「文系AI人材」だ。本書は、こうした人材になるためのノウハウを、専門用語を極力使わず、わかりやすく説く。
著者野口竜司
出版社東洋経済新報社
発行日2020年1月
定価1,600円+税

読者のコメント

  • ●AIをサービスとして利用していく社会になっていくなかで、どのようなスキルおよび視点を持つことが必要かわかりやすく書かれていた。(30代・男性)
  • ●文系がこれからの未来どう生き抜くことができるのか、非常に参考になった。(20代・男性)

著者紹介

野口竜司(のぐち りゅうじ)

ZOZOテクノロジーズ VP of AI driven business、アラタナ取締役。立命館大学政策科学部卒業。自身も「文系AI人材」として、様々なAIプロジェクトを推進。AIビジネス推進や企業のAIネイティブ化に力を入れる。大学在学中に京都発ITベンチャーに参画。子会社社長や取締役として、レコメンド・ビッグデータ・AI・海外コマースなどの分野で新規事業を立ち上げ、その後、ZOZOグループに。
1月号紹介

10 SELFISH

自分の魅力を高め、幸せになるための「魅力の法則」を説く。「信じられないくらいセルフィッシュになれ!」「周りに絶大な影響を与える」「自分の才能を堂々と売りだす」等々、人生を豊かにする「真の自分本位」の生き方を伝授。“パーソナル・コーチングの父”の手になる自己啓発の名著、世界的ロングセラーの初の完全邦訳版だ。
著者トマス・J・レナード、バイロン・ローソン、秦 卓民(監修)
訳者糟野桃代
出版社祥伝社
発行日2019年11月
定価2,000円+税

読者のコメント

  • ●いわゆる“自己中”という捉え方で読むと終盤に驚かされた。自分の弱点すら愛することで、他人に対しても優しくなれると。20代で出会って良かったと思わされる1冊。(男性)
  • ●自分の持ち味を活かせるように、自分本位になる。まったくこのような発想はなかった。(50代・男性)

著者紹介

Thomas J. Leonald

パーソナル・コーチングの父。1992年にコーチ大学を創設、98年にはTeleClass.comを設立するなど、オンラインでの活動も意欲的に行ない、世界30カ国で何千人ものパーソナル・コーチを輩出。パーソナル・コーチング業界の第一人者として精力的に活動し続けた。2003年没。
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2020年上半期「TOPPOINT大賞」は、多くの読者の方々にご投票いただいた結果、上掲のようなラインナップとなりました。「TOPPOINT大賞」の発表は、今後も半期毎に行ってまいります。読者の皆様には、ぜひ、積極的にご投票いただき、「一読の価値ある」ベストビジネス書の選考にご協力いただければ幸いです。

【選考方法】
月刊誌『TOPPOINT』の定期購読者を対象にアンケートを実施。本誌2020年1月号~6月号で紹介した書籍60冊の中から、「この本は良かった」「役立った!」と思われる3冊に投票していただいた。1位3点、2位2点、3位1点として集計し、総得点1位の書籍を「TOPPOINT大賞」として選定。併せて、得点順に上位10冊を選出した。