TOPPOINT 大賞

2026年上半期
TOPPOINT大賞
発表いたします。

TOPPOINT 大賞
新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT(トップポイント)』は、2026年1月号~6月号で紹介しました60冊の中から、ビジネスリーダーの方々を中心とする1万名以上の定期購読者を対象とした定例の読者アンケートを行い、2026年上半期「TOPPOINT大賞」(第44回)を決定いたしました。 「TOPPOINT大賞」以下、ベスト10冊を発表いたします。
「人の器」の磨き方

2026年3月号掲載「人の器」の磨き方

「人の器」とは何か? それをどう磨いていけばいいのか? この問いに、成人発達理論の専門家とリーダーシップ・コーチングのプロが答えた。「人の器とは、ものの捉え方の豊かさ」。そう定義するとともに、器を育てるためのプロセスを示す。AIが台頭する時代だからこそ、器を磨くという人間の本質的な力が求められるという。
著者加藤洋平、中竹竜二
出版社日本能率協会マネジメントセンター
発行日2025年12月30日
定価2,090円

読者のコメント

  • 長年、マネジメントで育成に携わってきた経験から自分なりに大事だと思っていたことが、この本に、とてもわかりやすく集約されており、それを「人の器」と表現していることにも感動しました。内容はもちろんのこと、説明力の高さも学びになります。(40代・女性)
  • AIなどのデジタル技術により恩恵をうける一方、本質的な人としての魅力が薄れていくのでは?と、感じています。本書は、その不安を和らげる期待が持てました。(60代・男性)
  • 人生の目的は「人の器」を大きくすることであると思うので、その答えになっている。器は「経験」と「内省」によって結果的に大きくなる。自分の弱さや煩悩と向き合い受け入れることが、器を大きくする道だということがわかった。(70代・男性)
  • 器の大きさとは多様なメガネをもっていることという考え方には共感した。流れていく情報を追うだけでなく経験として自分の血肉にかえ、ものの捉え方を豊かにしていきたい(50代・男性)
  • 主観と客観を両立できることとの定義に感銘を受け、内省を含む自分思考の認知のプロセスを検証する大事さを認識できたから。(50代・男性)
  • 人の器の育て方、知る、味わう、磨く、強くする、大きくなるの論点が明確になりました。(男性)
  • 器という捉え所がないものを扱っていて気づきが多い。(50代・男性)
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受賞に寄せて

  • このたびはTOPPOINT大賞にお選びいただき、誠に光栄です。本書では、成人発達理論の観点から、人の器は固定された資質ではなく、経験・内省・人との関係性を通じて磨かれるものだとお伝えしました。変化の激しい時代に、能力やスキルだけでなく、物事を受け止める器そのものを育てるという視点が、多くの読者の皆様に届いたことを大変嬉しく思います。(加藤洋平)

    本書では、これまで曖昧で掴みにくかった「人の器」に関して、加藤さんとタッグを組み「理論と実践」で紐解くチャレンジができたことを誇りに思います。答えが瞬時に手に入る時代に、これほど多くの方が自分の器と向き合おうとしていることにも感動しています。終わらない器磨きの旅、共に歩みましょう。(中竹竜二)

著者紹介

著者紹介
  • (左)加藤洋平(かとう ようへい)

    成人発達学者。著書に『なぜ部下とうまくいかないのか』(日本能率協会マネジメントセンター)など。

  • (右)中竹竜二(なかたけ りゅうじ)

    株式会社チームボックス代表取締役、日本オリンピック委員会(JOC)サービスマネージャー。

HIDDEN POTENTIAL(ヒドゥン ポテンシャル) 可能性の科学――あなたの限界は、まだ先にある

2 2026年1月号掲載HIDDEN POTENTIAL(ヒドゥン ポテンシャル) 可能性の科学――あなたの限界は、まだ先にある

「才能は、生まれつきのもの」 ―― こう考える人は多い。だが、組織心理学者の著者によれば、人は皆、可能性を秘めており、開花させられるかは後天的に決まる。カギは「性格スキル」。困難に挑む勇気を持ち、情報を積極的に吸収する…。こうした性格を磨く方法、そして行き詰まった時の対処法を、豊富な事例とともに示す。
著者アダム・グラント、楠木 建(監訳)
出版社三笠書房
発行日2025年10月30日
定価2,200円

読者のコメント

  • 才能は先天的に与えられるものではなく、後天的に習得し、向上させるものだということを、理論的にわかりやすく説明していて、やる気になった。(70代・男性)
  • 子を育てる親として性格スキルという考え方は深く響いた。重要なのは生まれ持った才能ではなく、学び吸収し続けること。(40代・男性)
  • 性格をスキルとして磨くことができるという発想がいい。(50代・男性)

著者紹介

Adam Grant

ペンシルベニア大学ウォートン校教授。組織心理学者。1981年生まれ。著書に『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』『THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す』(三笠書房)など。
おどろきの刑事司法 〝犯罪者〟の作り方

3 2026年6月号掲載おどろきの刑事司法 〝犯罪者〟の作り方

多くの犯罪を見逃す一方、無辜の民を犯罪者に仕立て上げる ―― 。冤罪で長期間にわたり勾留された著者は、刑事裁判の現実をこう表現する。「人質司法」により否認・黙秘する被疑者を拘束し続ける検察、彼らの言い分を鵜呑みにして保釈を認めない裁判所…。人権を軽視する日本の刑事司法、その驚くべき実態に迫った書である。
著者村木厚子
出版社講談社(講談社現代新書)
発行日2026年3月20日
定価1,320円

読者のコメント

  • 日経新聞の「私の履歴書」とあわせて読んだ本。逆境の中でも、冷静に行動されていたのが印象的。会社内でのトラブルにも応用できそうだな、と感じた(50代・女性)
  • 日本の刑事司法制度の異様さについて、著者自身の体験をもとに書かれた良書。自分自身に置き換えると恐ろしい。(60代・男性)
  • ご自身の実体験に基づき、事件より相当な時間が経過しているにも関わらず、実態は全く変化していないことに同感するから。(50代・男性)

著者紹介

村木厚子(むらき あつこ)

元厚生労働事務次官。現在は全国社会福祉協議会会長。1978年に労働省(現・厚生労働省)入省。2009年の「郵便不正事件」では虚偽有印公文書作成容疑等で逮捕・起訴されるも、2010年9月の裁判で無罪確定、職場復帰。13年、厚生労働事務次官に就任。15年退職。
こうやって、センスは生まれる

4 2026年5月号掲載こうやって、センスは生まれる

私たちは日々、何気ない瞬間にハッとすることがある。街角のポスター、SNSで目にした一文、会議でのちょっとした一言…。こうした体験の裏に共通してあるのが「センス」だ。それは天賦の才ではなく、誰でも日常の中で磨くことができる。こう語るクリエイティブディレクターが、センスを育てる3つのフェーズを指南する。
著者秋山具義
出版社SBクリエイティブ
発行日2026年2月27日
定価1,870円

読者のコメント

  • 「センスとは才能ではなく、日常の中で磨けるスキルである」これはデザインなどと同じく、時間はかかるかもしれないが習得できる技術。元になるのは知識。知識がなければ「何かいい感じ」という抽象的な印象にとどまる。なぜそれがよいと感じたのか、正解かどうかは別にして論理的に説明できてこそ、センスがある・ないの違いがわかる、と言えるのではないか。(40代・男性)
  • 再現可能性があるところがすごい!(40代・男性)

著者紹介

秋山具義(あきやま ぐぎ)

デイリーフレッシュ株式会社代表取締役、クリエイティブディレクター/アートディレクター。主な仕事に、東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、日本フェンシング協会「新国章」デザインなど。著書に『世界はデザインでできている』『ファストアイデア25』がある。
「沈黙」は最強の戦略である

5 2026年2月号掲載「沈黙」は最強の戦略である

出世をしたい、人に影響を与えたい。そんな願望がある時は「とにかく黙る」といい。沈黙によって得られるものは大きい。人間関係は良好になり、精神的にも身体的にも健康でいられる。これまでしゃべりすぎて多くの失敗をしてきた著者が、戦略としての沈黙の効用とその手法を公開。会議や交渉の場で役立つヒントが満載だ。
著者ダン・ライオンズ
訳者月沢李歌子
出版社早川書房
発行日2025年11月25日
定価2,970円

読者のコメント

  • プレゼン方法、交渉術、自己主張の方法を伝授する書籍は数ありますが、逆の方法はユニークで効果も大きいと思います。(60代・男性)
  • 米国人とビジネスをしていると逆の思想を感じるが、こういう主張が成り立つこと自体、彼ら自身も課題を抱えていると同時に、我々日本人にとっては特性的に体得していることもあり、実践しやすいと思ったから。(50代・男性)

著者紹介

Dan Lyons

著作家。かつてはフォーブス誌のシニア・エディターやニューズウィーク誌のライターを務めた。米ケーブルテレビ局HBO制作のドラマ「シリコンバレー」の脚本家兼共同プロデューサーでもある。著書に『スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家』などがある。
テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

6 2026年5月号掲載テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

近年、米政府は科学技術への関心を失い、シリコンバレーは消費者商品に力を注ぐ。敵対国とのイノベーション格差は開く一方だ。テクノロジカル・リパブリック(科学技術立国)の再建。それに必要なのは、国とハイテク産業の緊密な協力、皆が当事者意識を持つこと。「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた著者たちが、そう説く。
著者アレクサンダー・C・カープ、ニコラス・W・ザミスカ
訳者村井章子
出版社日経BP・日本経済新聞出版
発行日2026年3月25日
定価3,300円

読者のコメント

  • インターネットの歴史では、DARPAの支援を受けて作られた技術だったのに、そのうえで花ひらいたシリコンバレーのビジネスは、その関与を拒否している自己矛盾は大きな手掛かりになりました。日本ではどうあるべきか、考えさせられます。「テクノ・クーデター」マリエッチェ・スハーケと合わせ読むべき。(50代・男性)

著者紹介

Alexander Caedmon Karp

パランティア・テクノロジーズ共同創業者兼CEO。2003年創業の同社は、アメリカと同盟国の防衛機関や情報機関、民間企業で使われているソフトウェア・プラットフォームとAIを構築している。

Nicholas William Zamiska

パランティア・テクノロジーズCEO室コーポレートアフェアーズ責任者兼法務責任者、Palantir Foundation for Defense Policy & International Affairs評議員。
不安の世代 ――スマホ・SNSが子どもと若者の心を蝕む理由

7 2026年4月号掲載不安の世代 ――スマホ・SNSが子どもと若者の心を蝕む理由

2010年頃から、世界では10代のうつ病や自殺が急増し始めた。これは、同時期に登場したスマートフォンやソーシャルメディアの急速な普及と軌を一にしている。因果関係はあるのか。米国の社会心理学者が、スマホ・SNSの普及と若者の心の健康悪化との関連性をデータに基づき解説。子どもの健全な発達のための改善案を示す。
著者ジョナサン・ハイト
訳者西川由紀子
出版社草思社
発行日2026年1月30日
定価3,080円

読者のコメント

  • 最近の10代~20代の若者(Z世代)の残虐な犯罪やトクリュウ事件はSNS、スマホの発達によるものが考えられ、子どもの教育が重要。(男性)
  • 全く、同感、そしてその根拠と感じた(60代・男性)

著者紹介

Jonathan Haidt

ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスの倫理リーダーシップ教授。1992年ペンシルベニア大学にて社会心理学の博士号を取得後、16年間にわたりバージニア大学で教鞭をとった。
Not To Do List

8 2026年4月号掲載Not To Do List

再現が難しい成功談よりも、「失敗例」にこそ学ぶ価値がある! 人生をより良いものにするための秘訣を逆転の発想で説いた書。困難を避ける、他人を変えようとする、現実離れした目標を立てる…。幸せを追求する代わりに、その道を妨げる要因を取り除くべきだと指摘し、「避けた方がいい」行動や思考パターンのリストを示す。
著者ロルフ・ドベリ
訳者中村智子
出版社サンマーク出版
発行日2026年1月30日
定価2,090円

読者のコメント

  • 「本当に成功している人はほとんど全てのことに対してノーと返事する」の一文が印象的だった。AIによって効率的に作業が進められるようになったが、本質的なことにリソースを割く覚悟が必要と感じた(50代・男性)

著者紹介

Rolf Dobelli

作家、実業家。1966年、スイス生まれ。ザンクトガレン大学卒業。著書に『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』(サンマーク出版)など。スイス、ベルン在住。
「数値化」中毒 なぜ手段が目的に変わるのか

9 2026年6月号掲載「数値化」中毒 なぜ手段が目的に変わるのか

売上、KPI、上司の評価、さらには健康診断の数値まで。私たちは日々「数字」に追い立てられている。一方で、数値や指標を重視するがゆえに様々な問題が生じることも。人はなぜ、数値に依存してしまうのか。心理学者が、自身の知見と身近な事例を基に考察するとともに、数字に振り回されないための心構えと対策を伝える。
著者小塩真司
出版社PHP研究所(PHP新書)
発行日2026年4月1日
定価1,133円

読者のコメント

  • まさしく組織のKPIを作っているところに本書と出会いドキリ。これまでの検討内容をゼロから見直すキッカケになりました。(男性)
  • (前略)率を目標にすると、失敗を恐れて分母を減らそうとする。一方、数量を目標にすると、数を積み上げていく前向きな挑戦につながる。(後略)(40代・男性)

著者紹介

おしお あつし

1972年愛知県生まれ。名古屋大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科教育心理学専攻修了。博士(教育心理学)。中部大学准教授などを経て早稲田大学文学学術院教授。専門はパーソナリティ心理学、発達心理学。著書に『はじめて学ぶパーソナリティ心理学』(ミネルヴァ書房)、『性格を科学する心理学のはなし』(新曜社)、『性格がいい人、悪い人の科学』(日経BP・日本経済新聞出版)、『性格とは何か――より良く生きるための心理学』(中央公論新社)、『「性格が悪い」とはどういうことか――ダークサイドの心理学』(筑摩書房)などがある。
ドル覇権が終わるとき ――インサイダーが見た国際金融「激動の70年」

10 2026年2月号掲載ドル覇権が終わるとき ――インサイダーが見た国際金融「激動の70年」

ドルの時代は、今後10年以内に終わる!? 世界の基軸通貨として、国際貿易や金融市場で使用されるドル。だが、その地位に陰りが見えている。増え続ける米国の赤字、たやすく政治に屈する米中央銀行…。各種要因を挙げ、ドル覇権が終わりつつあることを示す。著者は元IMF(国際通貨基金)チーフエコノミストの金融経済学者。
著者ケネス・ロゴフ
訳者村井章子
出版社日経BP
発行日2025年11月25日
定価4,400円

読者のコメント

  • チェスの名人かつIMFのチーフエコノミストであった著者の経験と見識がユーモアを交えて披露されている。著者が知識をひけらかすことない姿勢も好感が持てる。著者の講演を聴いてみたくなった。近年読んだ中で最も印象に残った書籍でした。(60代・男性)

著者紹介

Kenneth Rogoff

ハーバード大学教授。専攻はマクロ経済学、金融経済学。1953年生まれ。イェール大学を首席卒業。1980年MITでPh.D取得。2001年から03年までIMF(国際通貨基金)チーフエコノミスト。著書に『現金の呪い 紙幣をいつ廃止するか?』。

2026年上半期「TOPPOINT大賞」は、多くの読者の方々にご投票いただいた結果、上掲のようなラインナップとなりました。「TOPPOINT大賞」の発表は、今後も半期毎に行ってまいります。読者の皆様には、ぜひ、積極的にご投票いただき、「一読の価値ある」ベストビジネス書の選考にご協力いただければ幸いです。

月刊誌『TOPPOINT』の定期購読者を対象にアンケートを実施。本誌2026年1月号~6月号で紹介した書籍60冊の中から、「この本は良かった」「役立った!」と思われる3冊に投票していただいた。1位3点、2位2点、3位1点として集計し、総得点1位の書籍を「TOPPOINT大賞」として選定。併せて、得点順に上位10冊を選出した。

2026年上半期
『TOPPOINT大賞』
書店フェアのお知らせ

2026/7/24

本賞の決定に伴い、丸善ジュンク堂書店・文教堂・有隣堂及び未来屋書店の主要大型店約50店舗にて「TOPPOINT大賞受賞書籍フェア」を開催いたします。フェアでは、ベスト10冊に選ばれた各書籍を、その書籍の読みどころや読者のコメントを記したPOPと並べて展開。また、大賞を受賞した著者のコメントや本賞の概要を紹介した小冊子(無料)も配布します。開催期間は、8月1日(土)より1ヶ月間の予定です。
開催店舗は下記のとおりです。ぜひお立ち寄りください。

フェアの様子

  • ジュンク堂書店 池袋本店
    ジュンク堂書店 池袋本店
  • 丸善博多店
    丸善博多店
  • 丸善仙台アエル店
    丸善仙台アエル店
  • ジュンク堂書店 名古屋栄店
    ジュンク堂書店 名古屋栄店
  • ジュンク堂書店 難波店
    ジュンク堂書店 難波店
  • ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店
    ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店
  • ジュンク堂書店 三宮駅前店
    ジュンク堂書店 三宮駅前店
  • 文教堂 赤羽店
    文教堂 赤羽店