TOPPOINT 大賞

2019年上半期
TOPPOINT大賞
発表いたします。

2019年3月号掲載FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

「世界では戦争、暴力、自然災害、人災、腐敗が絶えず、どんどん物騒になっている」。そう考える人は多いのでは? だが、実際は違う。少しずつ世界は良くなっている。本書は、こうした思い込みをもたらす人間の様々な「本能」を明らかにするとともに、データを基に世界を正しく見る習慣、「ファクトフルネス」について説く。
著者ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド
訳者上杉周作、関 美和
出版社日経BP社
発行日2019年1月
定価1,980円

2 2019年1月号掲載サブスクリプション 「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル

これまでのビジネスは、誰が顧客かを知らずに、モノを作って売る「製品の時代」だった。だが、今や「顧客の時代」。顧客との関係を継続し、彼らを互いにメリットを与え合うパートナーに変え、定期収益がもたらされる構造を築くことが欠かせない。この「サブスクリプション・モデル」について、各業界の最先端事例を交えながら説く。
著者ティエン・ツォ、ゲイブ・ワイザート、桑野順一郎(監訳)
訳者御立英史
出版社ダイヤモンド社
発行日2018年10月
定価1,980円

3 2019年3月号掲載国家と教養

教養なき国民が国を滅ぼす ―― 。ベストセラー『国家の品格』の著者が、「現代に相応しい教養」のあり方を提言。各国の国民が十分な教養を持たない限り、世界の混迷は永遠に続く。こう語り、今日備えるべき、人文、社会、科学、大衆文化の「教養の4本柱」を示す。実体験や読書により、真に血肉化された教養の必要性が説かれる。
著者藤原正彦
出版社新潮社(新潮新書)
発行日2018年12月
定価814円

4 2019年5月号掲載ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

「ビッグ・クエスチョン」 ―― 誰も解き明かしていない“究極の問い”に、車いすの天才として知られるホーキング博士が挑んだ。神は存在するのか? 人工知能は人間より賢くなるのか? 等々、多くの人が抱く10の疑問に、わかりやすく答える。理論物理学をはじめ深い知恵に裏打ちされた、刺激的で洞察に満ちた1冊である。
著者スティーヴン・ホーキング
訳者青木 薫
出版社NHK出版
発行日2019年3月
定価1,650円

5 2019年4月号掲載平成はなぜ失敗したのか 「失われた30年」の分析

平成を、経済面から振り返った書である。平成の30年間で、世界経済の大きな変化から取り残された日本経済。平成が“失敗の時代”になった原因を、徹底解明する。バブル崩壊、中国の工業化、IT革命など、世界の大変化をたどり、日本の対応を検証。アベノミクスの失敗にも斬り込む。そして、将来に向けて何をすべきかを示す。
著者野口悠紀雄
出版社幻冬舎
発行日2019年2月
定価1,650円

6 2019年4月号掲載両利きの経営 「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く

「両利きの経営」。日本ではクリステンセン教授の「イノベーションのジレンマ」ほど知られていないが、世界では主流のイノベーション理論だ。既存の資産と組織能力を「深化・有効活用」しつつ、新規事業を「探索・開拓」する。すなわち、二兎を追うことで未来を切り拓く、この理論と実践のポイントを、各種事例を挙げて説く。
著者チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タッシュマン、入山章栄(監訳)
訳者渡部典子
出版社東洋経済新報社
発行日2019年2月
定価2,640円

7 2019年3月号掲載右脳思考 ロジカルシンキングの限界を超える 観・感・勘のススメ

ロジカルシンキング全盛の今日。「経験や勘で仕事をするな」と部下に説く上司は少なくない。だが、論理的思考だけで成果はあがるのか? 著者の内田和成氏は、直感や勘など、論理では説明できないもの ―― 「右脳」の力を活かすことも必要だ、と指摘する。好評既刊の『仮説思考』『論点思考』に続く、思考シリーズ3部作の完結編。
著者内田和成
出版社東洋経済新報社
発行日2019年1月
定価1,760円

8 2019年5月号掲載イースタニゼーション 台頭するアジア、衰退するアメリカ

世界の経済や政治は、これまで欧米を中心に形作られてきた。だが今や、中国やインドの台頭などにより、世界の重心はアジアへ移りつつある。この「イースタニゼーション」(東洋化)の動きを、フィナンシャル・タイムズ紙の外交関係論評責任者が解説。取材力を駆使し、軋みを見せる世界、アジアの動きを浮き彫りにする。
著者ギデオン・ラックマン
訳者小坂恵理
出版社日本経済新聞出版社
発行日2019年2月
定価3,080円

9 2019年5月号掲載OODA LOOP 次世代の最強組織に進化する意思決定スキル

「OODA LOOP」は、軍事戦略家のジョン・ボイドが考案した軍事戦略だ。「観察→情勢判断→意思決定→行動」。この4つをループさせることで、環境の変化に応じた判断を下し、組織の目的を遂げる。トヨタ生産システムの思想ともつながる意思決定のスキルを、ボイドの愛弟子が、第2次世界大戦時の“電撃戦”などを例に解説する。
著者チェット・リチャーズ
訳者原田 勉
出版社東洋経済新報社
発行日2019年3月
定価2,420円

10 2019年2月号掲載FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

かつて「ウォーターゲート事件」をスクープし、ニクソン大統領を退陣に追い込んだボブ・ウッドワード。伝説の記者が、今度はトランプ大統領に斬り込んだ。内部事情をよく知る重要人物らへの極秘インタビューを基に、ホワイトハウスの意思決定の実態を暴露。“恐怖の男”ドナルド・トランプの人となりを浮き彫りにする。
著者ボブ・ウッドワード
訳者伏見威蕃
出版社日本経済新聞出版社
発行日2018年11月
定価2,420円