2022.12.01 特別号

『TOPPOINT Premium Selection vol.7 』刊行のお知らせ

弊社はこのたび、「TOPPOINT Premium Selection vol.7」として、『非連続の世界 ~パンデミック、そして戦争勃発~』(B5版、83ページ)を刊行いたしました。
「TOPPOINT Premium Selection」は、これまでに『TOPPOINT』で紹介してきた3000冊以上のビジネス書の中から、テーマに沿った名著を編集部が厳選し、その要約を収録した特別号です。
第7弾となる本誌では、近年、世界を震撼させた「パンデミック」、そして「戦争勃発」に焦点を当て、古典的名著から最新の知見が盛り込まれた良書まで、計18冊をご紹介します。

2020年、新型コロナウイルスによるパンデミックが世界を襲いました。そして、その動揺がまだ収まらない2022年2月、ロシアによるウクライナ侵攻が勃発。世界はいまだ、これらの脅威の渦中にあります。

コロナ禍以前と以後で、世界は大きく変わりました。経営環境や消費活動、人々の行動様式や価値観…。今日、「ニューノーマル」は常態化し、パンデミックの脅威が去っても、世界が以前の姿に戻ることはないでしょう。
一方で、ロシアのウクライナ侵攻により、地政学的リスクはこれまで以上に増大しました。また、イデオロギーの対立やナショナリズムの高まりが至るところで顕在化しています。

パンデミック、そして戦争勃発 ―― 。本特別号では、これら2つのテーマに関する良書をピックアップいたしました。

掲載書籍(一部)

パンデミック
・『新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ』 黒木登志夫 著
・『パンデミック新時代 人類の進化とウイルスの謎に迫る』 ネイサン・ウルフ 著
・『パンデミック後の世界 10の教訓』 ファリード・ザカリア 著
・『グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界』 クラウス・シュワブ/ティエリ・マルレ 著

戦争勃発
・『軍事大国ロシア 新たな世界戦略と行動原理』 小泉 悠 著
・『プーチンとロシア人』 木村 汎 著
・『国際社会を支配する地政学の思考法 歴史・情報・大衆を操作すれば他国を思い通りにできる』 ペドロ・バーニョス 著
・『縮訳版 戦争論』 カール・フォン・クラウゼヴィッツ 著
他10冊

キーセンテンスパンデミック

これからはパンデミックの脅威がますます強くなる。これまで決して出会わなかった微生物同士が遭遇するようになり、その結果、新しい寄せ集めの病原微生物が生みだされ、それは親の微生物にはできないやり方で広まる能力を持っているかもしれない。

『パンデミック新時代』

天然痘根絶に貢献した米国の免疫学者ラリー・ブリリアントは、「アウトブレイク(突発的流行)は避けられないが、パンデミック(世界的感染拡大)は選択の問題だ」と言う。

『パンデミック後の世界 10の教訓』

動物から人間に移る感染症のことを、人獣共通感染症という。これが近年大幅に増加していることは、大多数の専門家の間の共通認識だ。その原因とされるのが、森林破壊だ。

『グレート・リセット』

ウイルスが宿主の細胞に侵入し、増殖している状態、あるいは増殖後、宿主内に持続的に存在している状態のことを「感染」という。

『ウイルスは悪者か』

今世紀も来世紀も、新型コロナウイルスは生き続ける。我々も、コロナと共に生き続けるほかはない。

『新型コロナの科学』

ウイルス学の「常識」を知らない医師たちの意見で、国の政策が決められてしまった。

『ウイルス学者の責任』

中国の研究を監視する者は誰もおらず、危険な実験を繰り返している研究所がどれだけ安全かを知る者も、誰一人いなかった。

『新型コロナはどこから来たのか』

ウイルスを撃退している国家には大きな政府の国もあれば小さな政府の国もある。共通点は何か。それは有能で、しっかりと機能する、信頼を得た統治がなされているということだ。

『パンデミック後の世界 10の教訓』

人間社会との遭遇は、ウイルスにとってはその長い歴史の中のほんの1コマにすぎない。しかし、わずか数十年の間に、ウイルスは人間社会の中で、それまでにない経験をするようになった。

『ウイルスの意味論』

ウイルスに意志がない以上、ヒトを傷つけようとする「悪意」が存在するはずもない。

『ウイルスは悪者か』

コロナウイルスとは、ウイルスの外周にスパイクタンパク質という突起のようなものが出ているウイルスである。その形がコロナ(王冠)に似ていることから、コロナウイルスと呼ばれる。

『ウイルス学者の責任』

歴史を顧みると、感染症は「グレート・リセット」―― 国の経済や社会機構を組み直す大きな契機となってきた。

『グレート・リセット』

キーセンテンス戦争勃発

あらゆる国の国家元首は、戦争を始める直前、または宣戦布告の時に、必ずといっていいほど、まずこう言う。「我々は、戦争を望んでいるわけではない」

『戦争プロパガンダ10の法則』

「物理的に可能になった時に侵略を実行する」というのはロシア外交の基本であり、昔から一貫した姿勢である。

『プーチン幻想』

戦争が、敵を屈服させ、こちらの意図を受け入れさせる実力の行使だとするなら、常に敵の打倒、つまり敵の抵抗力を奪うことが唯一の目的となる。

『縮訳版 戦争論』

国家は、隣国が自分たちより優位に立たないよう、ある程度不安定で崩壊の気配があるくらいでいてほしいと考える。

『国際社会を支配する地政学の思考法』

ロシア国家の歴史物語は、常に外部の敵国と生存を懸けて戦う物語である。

『プーチンの世界』

ロシア人は自由への強い衝動を持つと同時に、その衝動に身をゆだねるならば、社会は混沌に支配されるかもしれないという懸念も抱いている。そのため、ロシア人は自由の一部を断念し、強大な政治権力へ譲り渡すことに、渋々ではあるが同意する。

『プーチンとロシア人』

戦争とは、相手に自らの意志を強要するための、実力の行使である。

『縮訳版 戦争論』

我々は、自らの歴史観と同じくらいに、競争相手の歴史観を理解しようと努めなければならない。

『戦場としての世界』

ロシア人は平気で「ロシアは歴史上、他国を侵略したことがない」と言う。彼らの解釈では、ロシアが今持っている領土とかつて持っていた領土はすべて、現地人の希望でロシアへ編入されたことになっている。

『プーチン幻想』

ハイブリッド戦争とは、政治的目的を達成するために、軍事的脅迫とそれ以外の様々な手段が組み合わされた戦争の手法である。いわゆる軍事的な戦闘に加え、政治、経済、外交、プロパガンダを含む情報、心理戦などのツールの他、テロや犯罪行為なども組み合わされて展開される。

『ハイブリッド戦争』

プーチンのパフォーマンスには、必ず具体的な目的がある。すべては世論調査の結果に基づいた行動であり、国民の中の特定の集団に訴えかけ、親密で良好な関係を築こうとしているのだ。

『プーチンの世界』

ロシア語には積極的に「安全」を意味する言葉がない。よく似た言葉としては、「ベザパースノスチ」があるが、直訳すればこれは「危険が存在しない」という意味であり、「安全」そのものを意味しない。

『軍事大国ロシア』

今、リベラルな世界秩序には、ほころびが生じている。

『The World[ザ・ワールド]』

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