最新号 イノベーションはいかに起こすか

イノベーションはいかに起こすか

イノベーションを起こすカギ。それは、「オープン」性だと著者はいう。だが、日本企業はクローズ志向。自社のノウハウの流出を恐れ、企業の枠を越えた製品やアプリの開発に及び腰だ。さらに、チャレンジの足を引っ張る、法制度の問題もある。そんな日本が、どうすればイノベーションを起こせる国に変わるのか、提言する。

著 者:坂村 健 出版社:NHK出版(NHK出版新書) 発行日:2020年10月

パンデミック新時代

動植物、細菌など、あらゆる生物に宿り、地球上どこにでもいるウイルス。このたびのコロナ禍をはじめ、過去、多くの死をもたらすパンデミックを何度も引き起こした。だが、発見されてからまだ100年余りということもあり、いまだ不明な点も多い。この最小の微生物であるウイルスの世界、拡散のメカニズムを、本書は詳説する。

著 者:ネイサン・ウルフ 出版社:NHK出版 発行日:2012年11月

地球に住めなくなる日

気候変動による影響は、すでに危険域に入っている! 2018年夏、世界を殺人的な熱波が襲い、インドでは100年ぶりの大洪水が起きた。にもかかわらず、地球温暖化の問題については、どこか他人事。そんな現状に、一石を投じる書だ。大規模な気候難民、感染症のグローバル化等々、最悪の未来を具体的に示し、警鐘を鳴らす。

著 者:デイビッド・ウォレス・ウェルズ 出版社:NHK出版 発行日:2020年3月

グローバル・グリーン・ニューディール

地球温暖化が進む今日、“化石燃料文明”からの脱却はもはや待ったなし。地球上の生命を救うカギは、「グリーン・ニューディール」だと言う。社会の脱炭素化、スマートでデジタル化されたインフラの整備…。かつての米国のニューディール並みの経済政策の大転換を、『限界費用ゼロ社会』の著者ジェレミー・リフキンが提言する。

著 者:ジェレミー・リフキン 出版社:NHK出版 発行日:2020年2月

AIvs.民主主義

不正に入手したSNS上の個人情報をAIで解析し、選挙キャンペーンに利用する。そんな信じがたいことが、2016年の米大統領選で行われたとの報道がある。AIによる世論の誘導が、トランプ大統領の誕生を後押ししたと指摘されているが、果たしてAIはどれほどの影響力を持つのか。NHK取材班が、世論操作の深層に迫る。

著 者:NHK取材班 出版社:NHK出版(NHK出版新書) 発行日:2020年2月

「超」現役論

「人生100年時代」が近づきつつある。だが、決してバラ色の時代ではない。国や会社は、助けてくれない。年金財政の破綻は避けられず、定年延長にも期待できない。となれば、自立して働き続けるしかない ―― 。日本経済を見つめ、物申してきた著者が、老後資金不足問題を取り上げ、組織に頼らない、新しい働き方を提言する。

著 者:野口悠紀雄 出版社:NHK出版(NHK出版新書) 発行日:2019年12月

AI以後

急速に進化するAI(人工知能)を巡り、論議が盛んだ。万能論もあれば脅威論もある。だが、真のリスクと可能性は、2元論を超え、フラットに現状を見つめることで見えてくるという。本書では、物理学や哲学など、異なるジャンルの知の巨人たちが、自らの研究領域から、人類とAIを巡る最先端のビジョンを示す。

著 者:丸山俊一(編著)、NHK取材班(編著) 出版社:NHK出版(NHK出版新書) 発行日:2019年10月

ビッグ・クエスチョン

「ビッグ・クエスチョン」 ―― 誰も解き明かしていない“究極の問い”に、車いすの天才として知られるホーキング博士が挑んだ。神は存在するのか? 人工知能は人間より賢くなるのか? 等々、多くの人が抱く10の疑問に、わかりやすく答える。理論物理学をはじめ深い知恵に裏打ちされた、刺激的で洞察に満ちた1冊である。

著 者:スティーヴン・ホーキング 出版社:NHK出版 発行日:2019年3月

サバイバル決断力

決断できる人と、できない人の差。それは「リスクへの姿勢」にある。後者は、問題を検討し、取れるリスクだと判断したにもかかわらず、決めきれない。本書は、こうした優柔不断を乗り越え、優れた意思決定をするための方法を紹介。披露される枠組みと手順は、どんな状況下の意思決定にも応用でき、決断力の強化に役立つ。

著 者:印南一路 出版社:NHK出版 発行日:2018年11月

スマート・ジャパンへの提言

世界は今、経済および環境の危機に直面している。GDPの伸びは鈍り、異常気象が各地で観測されている。この危機を脱するため、世界は、そして日本は今後、どのような社会を目指せばよいのか。メルケル独首相や中国指導部のブレーンを務める経済学者が、新しい社会モデル ―― 「限界費用ゼロ社会」についてわかりやすく語る。

著 者:ジェレミー・リフキン、NHK出版(編) 出版社:NHK出版 発行日:2018年4月

限界費用ゼロ社会

「限界費用」とは、モノ・サービスを1つ増やした時にかかる費用のこと。今後、IoT(モノのインターネット)によって効率性・生産性が高まると、限界費用はゼロに近づき、モノやサービスはほぼ無料に。今の資本主義から「共有型経済」へ移行するという。この経済パラダイムの大転換を事例を挙げて説いた、世界的ベストセラー。

著 者:ジェレミー・リフキン 出版社:NHK出版 発行日:2015年10月

宗教国家アメリカのふしぎな論理

大方の予想を覆して誕生した、トランプ新政権。それを可能にしたものとは? 神学者の森本あんり氏が、トランプ現象の背景に迫った。アメリカのキリスト教は他の国とどう違うのか、それが社会にどのような影響を与えたのか。かの国に根づいた独自の宗教性を切り口に、ポピュリズムが蔓延するアメリカの現在を読み解く。

著 者:森本あんり 出版社:NHK出版(NHK出版新書) 発行日:2017年11月

退屈すれば脳はひらめく

メールの返信、ツイッターの更新、ニュースアプリのチェック…。スマートフォンの普及後、人々は暇さえあれば端末をいじり、時間を潰している。だが、そのせいで集中力や創造力が失われているとしたら? 本書は、スマホなどテクノロジーの問題点を、興味深い実験・研究を紹介しつつ述べ、「退屈する」ことの大切さを説く。

著 者:マヌーシュ・ゾモロディ 出版社:NHK出版 発行日:2017年10月

シンギュラリティは近い[エッセンス版]

人工知能(AI)の世界的権威、レイ・カーツワイル。彼の600頁を超える大著、『ポスト・ヒューマン誕生』の主要部分をまとめたエッセンス版である。説かれるのは、テクノロジーが急成長し、人間の生活を大きく変える「シンギュラリティ」(技術的特異点)について。人類が生物としての限界を超える、驚くべき未来が描かれる。

著 者:レイ・カーツワイル、NHK出版(編) 出版社:NHK出版 発行日:2016年4月

いのちを“つくって”もいいですか?

出生前診断、iPS細胞による再生医療…。近年、バイオテクノロジー(生命工学)の進歩が目覚ましい。だが、そこに規制やルールはなくていいのだろうか? 着床前診断による“産み分け”、人間の“品種改良”等々、「いのちの倫理」に関わる事例を挙げ、テクノロジーの発展がもたらす生命科学のジレンマについて考える。

著 者:島薗 進 出版社:NHK出版 発行日:2016年1月

マインドフル・ワーク

今、全米で注目され、一流企業のビジネスリーダーが実践する「マインドフルネス」を紹介する。これは、瞑想し、頭の中に生じる様々な考えを動じずに観察することで、心を強くしようというもの。多忙な情報社会を生きる現代人の働き方と、ビジネスのあり方を根底から変える可能性を秘めた、この心のエクササイズの科学的根拠を明らかにし、職場での活用例を示す。

著 者:デイヴィッド・ゲレス 出版社:NHK出版 発行日:2015年5月

GO WILD 野生の体を取り戻せ!

本書は、我々のライフスタイルを、「野生化」しようと説く。生活は豊かだが、肥満やうつ病、がんなどで苦しむ現代人。進化のルールに照らせば、今のライフスタイルは健康や幸福につながらない。本来、人は野性的に暮らすように設計されているとし、科学的な観点から、食事、運動、思考等の「再野生化」を提案。人間の体について、新しい見方ができる1冊だ。

著 者:ジョンJ.レイティ、リチャード・マニング 出版社:NHK出版 発行日:2014年12月

大中華圏

中国と香港、台湾、シンガポール等の華僑・華人圏からなるのが、「大中華圏」である。著者によれば、近年、このネットワークは経済的な関係を深めている他、尖閣問題で見られた通り、政治的な意味も持ち始めたという。こうした大中華圏の現状を、本書は解説する。中国=中華人民共和国と見がちな我々に、中国の本質に迫る上で新たな視座を与えてくれる1冊だ。

著 者:寺島実郎 出版社:NHK出版 発行日:2012年12月

30代未婚男

30歳を過ぎても結婚しない男たち。相手がいない、お金がない、自由な時間が大事…。彼らは結婚しないのか? できないのか? やがては「男性の3人に1人が一生独身」という時代がやってくる!? 数多くのインタビュー、アンケート調査のデータをもとに、「男性の未婚化」現象を探ると、その背景や構造のみならず、いくつかの「罠」も見えてきた ―― 。

著 者:大久保幸夫、畑谷圭子、大宮冬洋 出版社:NHK出版(生活人新書) 発行日:2006年6月