共感経営

かつて、アダム・スミスは『道徳感情論』において、「他者に対する共感」の重要性を提起した。その共感の思想が、260年を経た今、改めて世界中の経営者の注目を集めている。「資本主義の再構築」に向けての議論の中で浮かび上がってきた共感。この思想を読み解きながら、いちはやく経営に取り入れている事例を紹介する。

著 者:野中郁次郎、勝見 明 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2020年5月

結論を言おう、日本人にMBAはいらない

MBA(経営学修士)は、“成功のためのパスポート”といわれる。だが、国内外のビジネススクールで十数年教えてきた遠藤功氏は、「日本人にMBAなんていらない!」と言う。日本では取得しても給与は上がらず、逆に職探しさえ苦労する、と。なぜか? MBAの驚くべき実態を明かし、代わりに今、真に行うべき勉強について語る。

著 者:遠藤 功 出版社:KADOKAWA(角川新書) 発行日:2016年11月

全員経営

日本企業が再び、強い競争力を発揮するために必要なのは「全員経営」。社員1人1人が当事者意識を高め、実践的な知恵=実践知を発揮すること。こう語る著者たちが、全員経営に向けた組織のあり方、マネジメントの仕方、仕事への向き合い方を、JALやヤマト運輸等の成功事例を交えて示す。経営幹部はもちろん、ミドルマネジャー層とその予備軍にも有用な1冊。

著 者:野中郁次郎、勝見 明 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2015年1月

史上最大の決断

ノルマンディー上陸作戦 ―― 第2次世界大戦の勝敗を決定づけた史上最大の作戦は、「賢慮のリーダーシップ」が成功をもたらした。天才政治家チャーチルはじめ、多彩なリーダーたちが下した戦場の決断。彼らの意思決定の軌跡を追いながら、「最善の決断」を下すために必要な能力は何かを問う。経営学の世界的権威による、「危機の時代」のリーダーシップ論。

著 者:野中郁次郎、荻野進介 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2014年5月

行動格差の時代

インターネットが普及した今日、知識や情報では差がつかず、「行動」することで差がつく。にもかかわらず、日本人は積極的に動かない、と著者たちは指摘する。確かに、行動にはリスクが伴う。挑戦に挫折は付き物だ。だが、挫折こそが人を鍛え、マイナスの体験をするから成功できるとし、果敢に行動する時に頼りになる各種の「力」を、体験談を交えつつ紹介する。

著 者:遠藤 功、山本孝昭 出版社:幻冬舎 発行日:2013年5月

「キュレーション」の力

美術館や博物館などで企画や展示を行う専門職のことを、“キュレーター”という。彼らは既存の作品の価値を問い直し、新しい価値を生み出すが、このような「キュレーション」(編集)の発想が、今、ビジネスの世界でも注目されつつある。本書では、新たな世界観を切り開くこの思考法について、iPhoneはじめ数々の成功例を挙げつつ、わかりやすく解説する。

著 者:勝見 明 出版社:潮出版社 発行日:2011年10月

イノベーションの知恵

イノベーションを成功させる上で大切なものとは? その答えを求め、著者たちは、全長が軽自動車より40cmも短い超小型車「iQ」を開発したトヨタ、汚染の進む霞ヶ浦の再生に取り組んだNPO法人「アサザ基金」等々、大きな変革を成し遂げた事例を取材。リーダーやメンバーがどう考え、行動したかを分析し、イノベーションを成功させるカギを見つけ出す。

著 者:野中郁次郎、勝見 明 出版社:日経BP社 発行日:2010年10月

イノベーションの作法

画期的なヒット商品を生み出したり、革新的な事業を成功へと導くようなイノベーターたちに、共通する特質や能力とは何なのか? 本書では、成功事例の現場や開発リーダーを徹底取材。その成功の裏に隠れているイノベーターたちの「場づくりの力」「清濁あわせのむ政治力」といった能力などから、イノベーションを導き出すための秘訣を探る。

著 者:野中郁次郎、勝見 明 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2007年1月

イノベーションの本質

タイトルの硬さを良い意味で裏切る、“熱い”本である。ヒット商品が生まれる瞬間、そこには必ず、組織を構成する人々の思いや信念といった目には見えない「知」と、執拗なまでに理想を追求する姿勢があることがよくわかる。そして、それこそがイノベーションに欠かせない「本質」なのだ。ヒット商品誕生の裏話としても興味深く読める。

著 者:野中郁次郎、勝見 明 出版社:日経BP社 発行日:2004年5月